- 唎酒師を取得しようとしたきっかけは、どのようなことでしたか?
- 私は、出身地である佐渡島の地酒を提供する飲食店を営んでいます。酒蔵さんとは直接取引で、仕込みシーズンにはお手伝いにお伺いするなど独学で日本酒を学んでおり、それで十分と考えていました。
そのような中、常勤スタッフを初めて採用することになり、基本を一から学んでもらおうと唎酒師の取得を勧め、自分も一緒に勉強することにしたのです。 - 唎酒師取得以降、どのような変化がありましたか?
- 独学もいいですが、系統立てて学ぶことで知見が広がりました。また、造り手のご苦労を理解したうえで、価値に変えてしっかり販売しようという思いが強くなりました。
学ぶ楽しさが病みつきになり、上位資格の日本酒学講師と酒匠も取得しました!
資格をアピールすることで、「おすすめを教えて下さい」「お酒を選んでください」というご要望が増え、お客様の日本酒の楽しみを広げることに役立っています。 - 唎酒師として大切にしていること
- 「唎酒師」は肩書のイメージから「味見するだけで銘柄を当てられるお酒のプロ」と思われがちですが、実際は「日本酒の基本的な知識を習得しており、香りや味わいから酒の特徴を判断して適切にサービスできる人」の認定資格です。
酒販店に就職したての社会人一年生も取得できます。その一方で世界大会出場レベルの唎酒師もいます。
お客様の期待を裏切らないよう、「よりスキルの高い唎酒師」になっていきたいです。